変性脳疾患の診断を支援する
「ＭＲ装置ワークステーション用プログラムNeurophet AQUA」
の販売開始について

2022年12月19日

クレアボ・テクノロジーズ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役：山田 理一、以下「クレアボ社」）は、2022年10月にNEUROPHET Inc.（本社：大韓民国ソウル市江南、CEO：Junkil Been）との独占的業務提携契約を締結、AI関連技術であるDeep-Learning（深層学習）を応用し、MR画像から脳領域（*１）構造を自動分析する「一般的名称：ＭＲ装置ワークステーション用プログラム」、「販売名Neurophet AQUAアクア」（以下、「本製品」）の販売を開始しました。なお、今回締結した独占的業務提携契約は、韓国スタートアップ専門商社SEOIL E&M株式会社（本社：京畿道華城市、CEO：Kunsoo Choi）を通じて成立しました。

高齢化社会が進む日本において、高齢者人口の増加に伴う認知症患者の増加は社会問題の一つとなっています。認知症の早期発見、特に認知症予備軍である軽度認知障害（MCI）への適切な予防的対処は大変重要となっています（*２）。

本製品は、全脳のMR画像をAI技術で定量分析を行い、神経変性疾患で観察される脳萎縮、脳白質の高信号領域を算出し表示・記載する医療機器プログラムです。
患者の全脳のMR画像より35カ所を測定し、各部位における組織の萎縮パターンを分析します。分析から得た結果を基に、各年齢と性別の基準体積と比較し、脳の萎縮度、脳白質の高信号領域を理解しやすいレポートで提供します。

クレアボ社は、医療現場を支援する優れた製品を提供することで、日本の医療における課題解決に寄与していきます。

(*１) 脳が神経系の中枢として機能を発揮するためには、脳を構成する細胞が機能を分担し、それらがネットワークを介して相互作用することが必要です。このように類似の性質を持つ細胞が集まった部位を脳領域と呼びます。
(*２) 厚生労働省, 認知症施策推進大綱（令和元年）より

【本製品のイメージ図】




＜NEUROPHET社概要＞